敦賀市議会 1992-03-23
平成4年第1回定例会(第5号) 本文 1992-03-23
〔産業経済常任委員長 辻 秀雄君登壇〕
6
◯産業経済常任委員長(辻 秀雄君) 産業経済常任委員会の審査結果を報告いたします。
今
定例会において、産業経済常任委員会に付託されました案件審査のため、3月16日午前10時から委員全員出席のもと、第2委員会室において委員会を開催いたしました。
ただいまから、審査の結果について御報告いたします。
第10号議案 平成4年度敦賀市一般会計予算中、本委員会の所管となる部分については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第11号議案 平成4年度敦賀市港湾施設事業特別会計予算、第13号議案 平成4年度敦賀市農業共済事業特別会計予算、第14号議案 平成4年度敦賀市温泉街造成管理特別会計予算、第20号議案 平成4年度敦賀市地方卸売市場特別会計予算、第22号議案 平成4年度敦賀市漁業集落環境整備事業特別会計予算、第23号議案 平成4年度敦賀市農業集落排水事業特別会計予算、以上の各特別会計予算については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第31号議案 敦賀市公設地方卸売市場条例の一部改正の件、第41号議案 農業共済事業の賦課総額及び賦課単価を定める件、以上2件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
以上が本委員会に付託されました各議案の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
7
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
8
◯議長(
内池宏行君) 次に、文教民生常任委員長
馬渕憲二君。
〔文教民生常任委員長
馬渕憲二君登壇〕
9
◯文教民生常任委員長(
馬渕憲二君) 今
定例会において、文教民生常任委員会に付託されました案件審査のため、3月16日午前10時から委員全員出席のもと、第3委員会室において委員会を開催いたしました。
ただいまから、審査の結果について御報告いたします。
第10号議案 平成4年度敦賀市一般会計予算中、本委員会の所管となる部分については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第16号議案 平成4年度敦賀市と畜場特別会計予算、第17号議案 平成4年度敦賀市国民健康保険(事業勘定の部及び施設勘定の部)特別会計予算、第21号議案 平成4年度敦賀市老人保健特別会計予算、以上の各特別会計予算については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
第35号議案 敦賀市社会福祉施設設置及び管理条例の一部改正の件、第36号議案 敦賀市特定疾患特別見舞金支給条例の一部改正の件、第37号議案 敦賀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の件、第38号議案 敦賀市国民健康保険条例の一部改正の件、第39号議案 敦賀市公民館設置及び管理に関する条例の一部改正の件、以上の各案件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
以上が本委員会に付託されました各議案の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
10
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
11
◯議長(
内池宏行君) 次に、建設常任委員長 林 正男君。
〔建設常任委員長 林 正男君登壇〕
12
◯建設常任委員長(林 正男君) 建設常任委員会の審査結果を御報告申し上げます。
今
定例会におきまして、建設常任委員会に付託されました案件審査のため、3月16日午前10時から委員全員出席のもと、第4委員会室において委員会を開催いたしました。
ただいまから、審査の結果について御報告いたします。
第10号議案 平成4年度敦賀市一般会計予算中、本委員会の所管となる部分については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第12号議案 平成4年度敦賀都市計画土地区画整理事業特別会計予算、第15号議案 平成4年度敦賀市簡易水道特別会計予算、以上の各特別会計予算については、全会一致原案どおり認めることに決しました。
第19号議案 平成4年度敦賀市下水道事業特別会計予算については、多数をもって原案どおり認めることに決しました。
第25号議案 平成4年度敦賀市水道事業会計予算については、多数をもって原案どおり認めることに決しました。
第33号議案 敦賀市都市公園条例の一部改正の件、第34号議案 敦賀市営住宅管理条例の一部改正の件、第40号議案 敦賀市水道事業給水条例の一部改正の件、第42号議案 市道路線の廃止の件、第43号議案 市道路線の認定の件、第44号議案 大字及び字の区域並びに名称の変更の件、以上6件については、いずれも全会一致原案どおり認めることに決しました。
以上が本委員会に付託されました各議案の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
13
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
14
◯議長(
内池宏行君) 以上で、各委員長の報告及び質疑を終結いたします。
これより採決いたします。
一括議題といたしました各議案中、討論通告の申し出のある各議案を除く第11号議案から第18号議案まで、第21号議案から第23号議案まで、第26号議案から第30号議案まで、第33号議案から第36号議案まで、第38号議案から第44号議案まで、以上27件について各委員長の報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
15
◯議長(
内池宏行君) 起立全員。よって、第11号議案から第18号議案まで、第21号議案から第23号議案まで、第26号議案から第30号議案まで、第33号議案から第36号議案まで、第38号議案から第44号議案まで、以上27件については、各委員長の報告のとおり可決いたしました。
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16
◯議長(
内池宏行君) これより第10号議案及び第37号議案について一括して討論を行います。
第10号議案及び第37号議案について、委員長報告に反対の討論を求めます。河内 猛君。
〔20番 河内 猛君登壇〕
17 ◯20番(河内 猛君) 日本共産党敦賀市会議員団の河内 猛でございます。
日本共産党議員団を代表いたしまして、第10号議案 平成4年度敦賀市一般会計予算並びに第37号議案 敦賀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の件について、委員長報告に反対の討論を行います。
まず、第10号議案 平成4年度敦賀市一般会計予算であります。その特徴について、私は代表質問で申し上げましたが、原発などに依存してきた財政が底をついたということです。義務的経費の伸びに対して、投資的経費が平成2年度から減ってきていることは、財政の硬直化が強まることだし、維持修繕費などの増加で、消費的経費の増大は新規事業への取り組みに、慎重にならざるを得ないという内容を示しております。したがって、敦賀市は、今財政の基本に立って、健全財政を確立する大きな転換期に立たされているということをまず指摘をしておきます。
第2は、政府予算との関連でありますが、自民党政治の臨調行革による福祉、教育の切り捨てや、民活の名による大企業の利益第一主義の野放し、そして突出的な軍拡優先政策の継続が、国民生活に大きな困難をもたらしており、日本の政治経済が深刻な行き詰まりになってきているのであります。
政府の予算は、このような現状を考えるどころか、老人医療自己負担の大幅引き上げ、政管健保、国保への国庫負担の削減、生活保護費の3年連続引き下げ、国立大学授業料の値上げ、食管予算の連続カット、8500億円もの地方交付税の減額など、暮らしと福祉、教育の切り捨て、地方自治破壊に追い打ちをかけております。
そこで、敦賀市平成4年度一般会計予算案は、リフトタクシー購入助成や、精神薄弱者更生施設建設など、評価すべき点は幾つかありますが、全体として宮沢内閣の政策に順応し、前年度に引き続き保育料の平均1.72%の引き上げや、福祉、教育への犠牲の転嫁が、市民生活への圧迫を強めているということを指摘をしておきます。
第3は、具体的な内容に入りますが、まず自衛隊関係予算8万7000円であります。ソ連の崩壊による覇権主義の破綻、ワルシャワ条約機構の解体によって、東西の軍事ブロックの対決を基調とした戦後政治の枠組みは大きく変わったのに、政府は冷戦の終結を言いながら、冷戦構造を前提にした昭和51年の防衛計画の大綱に基づき、軍事力の増強を図っております。このような防衛予算に対して反対であります。
2つ目には私学振興費であります。敦賀気比高校敷地借上料371万1000円は、県に負担させるべきであります。
3つ目は、企画費、広報安全対策費1923万8000円であります。この予算は、原発など、環境に及ぼす影響について、市民の命と暮らしを守るために、安全性確保を優先するものではなくて、経済性優先の開発に協力する内容になっております。
以上申し上げまして、第10号議案についての委員長報告に反対の討論を終わります。
次に、第37号議案 敦賀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の件であります。
一般廃棄物処理手数料の引き上げでありますが、し尿が12.8%の引き上げ、収集運搬及び処分をする粗大ごみは、多量の一般廃棄物が月500kg、または20m3までが60%も引き上げで、これを超える場合は5倍に引き上げ、臨時に市が収集するものは約3.3倍の引き上げになります。また、処分のみをする粗大ごみについて、焼却場へ搬入するものは10倍に引き上げ、埋立地に搬入するものは5倍に引き上がります。このように大幅な公共料金の引き上げは、市民負担にも影響を与えます。しかも、大幅引き上げの根拠も明確ではなく、第37号議案には反対であることを申し上げ、委員長報告に反対の討論を終わります。
以上、2件につきまして議員各位の御賛同をよろしくお願いを申し上げます。
18
◯議長(
内池宏行君) 次に、委員長報告に賛成の討論を求めます。中瀬 実君。
〔29番 中瀬 実君登壇〕
19 ◯29番(中瀬 実君) 平成会の中瀬 実でございます。
私は、第10号議案 平成4年度敦賀市一般会計予算並びに第37号議案 敦賀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の件について、各委員長報告に賛成の立場から討論をいたします。
まず、第10号議案 平成4年度一般会計予算は、前年6月現計予算対比7.2%の減で194億8529万1000円でありますが、21世紀を目前に控えた今日の世界の情勢は、大きな変革期を迎えようとしている中で、地方自治体としては住民に最も身近い公共団体として、その役割は非常に重要となってまいりました。そのような中にあって、住民のニーズに的確にこたえ、多様化する行政需要に対応すべく、編成された予算として評価をし得るものと思います。市民が生涯にわたり、心豊かに住み、働き、憩うことのできる基本構想に向かって、積極的に編成された予算であると確信をいたします。
まず対外的には、港湾整備と貿易振興、さらに環日本海時代構想に向けた経済交流事業の推進、内に向けては工業団地の可能性調査を初め、商業振興基金の創設、社会福祉の実現には和幸園の増改築、ホームヘルパーの増員、さらには長谷地区に精神薄弱者更生施設建設への調査、リフトタクシーの設置等、非常にきめ細かい配慮が行われます。特に、市立病院の内容充実のための増改築設計委託や、全国的に問題となっている看護婦不足対策の取り組みも時宜を得たものと思います。
教育スポーツ関係では、時代の流れに合わせて積極的なCAI教育の取り入れ、小学校のプールの建設、南公民館、歴史民俗資料館等の内容の充実、そして粟野地区体育館を含めた地区コミュニティー施設の建設に向けた調査等であります。
生活環境の整備では、これからは農山漁村への特別な配慮が必要であり、白木、長谷地区での集落環境整備事業は、まことに当を得たものと言えます。
また、農林漁業関係では、ハウス栽培振興、熟達農業集団育成や漁港改修、養殖事業振興対策、市行造林の保育等、限られた予算の中で積極的な配分がなされております。
こうして編成された予算の歳入面でございますが、その核となる市税の伸びは16.4%と大きいものでありますが、これは御承知のとおり、火力発電所の償却資産によるものでありますが、国、県支出金の減をカバーできるとともに、大きく地域の活性化に寄与するものと考えられます。
厳しい財政状況の中にあって、将来展望を切り開くために、確実な財源見通しのもとに、健全財政運営を基本として、さらに市政発展と市民の負託にこたえるものと評価をいたします。
さて、反対討論の中でいろいろ御指摘をいただきましたが、個々の反論につきましては差し控えさせていただきますが、原電立地対策交付金や寄附金、あるいは広報安全対策費等、いわゆる原電関係予算は、今日まで毎回論議を重ねてまいったものでありますが、我々といたしましても何よりも安全が第一であることは、今さら論をまたないところであり、国策に沿って、地域経済の活性化と市民福祉の向上に寄与させなければなりません。安全確保と地域発展は、表裏一体のものとして確保することが、いわゆる市民の命と暮らしを守ることにつながるものと思います。
次に、保育料の改定については、武生市を例にとりますと、3歳以上児で月額3万500円、未満児では最高5万4400円となっております。今回、当市が改定をされました3歳以上児は2万6400円、未満児で最高は4万7000円でございます。特別な高額な改定ではございません。中でも3人目からは無料といたしましたのは、県下では福井市に次いで2番目の実施となっておりまして、むしろ福祉の前進だと思います。
また、自衛隊関係予算につきまして触れられましたが、この分につきましては基本的に認識の相違でございますので、省略をいたします。
次に、第37号議案 敦賀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の件についてであります。
今回の改正は、清掃センターの完成に合わせたものであり、特に持ち込み手数料は昭和55年10月より、11年間据え置きされておったものであります。ほかの改正部分は、県下7市の状況を十分勘案した低額改正であります。
例えば、し尿18l当たりで見ましても、改正後は133円、武生市、鯖江市では135円であります。また、事業系一般廃棄物の手数料は1カ月500kgで2000円、鯖江市、小浜市は6000円から6450円となっております。そして、持ち込み手数料ですが、50kg100円となっておりますが、小浜市では150円となっております。なお、同センターへ持ち込みする年間の件数はおよそ600件、そのうち事業系が76%を占め、一般持ち込みはわずか24%となっており、一般家庭の影響は極めて少ないものであるとともに、基本的に市民が、ごみの処理には経費がかかるものだという意識向上にも役立つことになり、ごみに対する啓蒙に大きな一役を果たすことにも相なると思います。
以上で私は、第10号議案 平成4年度一般会計予算、第37号議案 一般廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の件の2件については、各委員長の報告に対し賛成の討論といたします。
議員各位の御賛同をよろしくお願いをいたします。御清聴ありがとうございました。
20
◯議長(
内池宏行君) 以上で討論を打ち切り、採決いたします。
第10号議案及び第37号議案について、各委員長報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
21
◯議長(
内池宏行君) 起立多数。よって、第10号議案及び第37号議案については、各委員長報告のとおり可決いたしました。
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22
◯議長(
内池宏行君) 次に、一括討論の通告があります第19号議案、第20号議案、第24号議案、第25号議案及び第31号議案の5件について一括討論を行います。
委員長報告に反対の討論を求めます。
奥山裕二君。
〔11番
奥山裕二君登壇〕
23 ◯11番(
奥山裕二君) 日本共産党の
奥山裕二でございます。
日本共産党敦賀市会議員団を代表して、第19号議案 平成4年度敦賀市下水道事業特別会計予算、第20号議案 平成4年度敦賀地方卸売市場特別会計予算、第24号議案 平成4年度市立敦賀病院事業会計予算、第25号議案 平成4年度敦賀市水道事業会計予算、第31号議案 敦賀市公設市場条例の一部改正の件について、各委員長の報告に反対の討論を行います。
この5つの議案は、いずれも使用料、手数料に天下の悪税である消費税が転嫁をされているものであり、一括して討論を行います。
消費税につきましては、今回まで何回となくこの議場におきまして天下の悪税であり、弱い者いじめの悪税であると指摘してまいりました。また、消費税は、市長も市民になじまない税だと答弁をされてきましたが、この4つの会計の予算と1つの条例改正の中には使用料、手数料に消費税がかけられており、消費税は地方卸売市場特別会計で102万7000円、下水道事業特別会計で1065万3000円、市立敦賀病院事業会計で528万3000円、水道事業会計で1902万9000円です。
消費税の産みの親である宮沢首相は、消費税導入の目的は、豊かな高齢化社会を築くためだと言いながら、自民党政府が行ったのは、老人患者の自己負担額の毎年引き上げなど、老人保健法の改悪など、社会保障の切り下げでした。また、自民党は、消費税導入を直間比率の見直しと言って、所得税などの直接税が減るかのように宣伝を行いましたけれども、直接税はふえても、少しも減っていないというのが国民の実感であります。さらに、アメリカの世界戦略に呼応した一層の軍拡、国際的要求にこたえていくため、消費税の税率の引き上げを強調しております。
今日では全国の多くの自治体で消費税を転嫁しておりません。特に、財政が豊かというふうに言われておりますこの敦賀市で、ことさら消費税を使用料や、手数料に転嫁させる必要はないというふうに考えます。市民生活を守る上で、今こそ消費税を廃止すべきであり、使用料、手数料には消費税を転嫁せず、市民の暮らしを守ることが重要であることを申し述べ、委員長の報告に反対の討論といたします。皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
24
◯議長(
内池宏行君) 以上で、討論を打ち切り、採決いたします。
ただいま一括討論いたしました第19号議案、第20号議案、第24号議案、第25号議案及び第31号議案の5件について、各委員長報告のとおり、これを決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
25
◯議長(
内池宏行君) 起立多数。よって、第19号議案、第20号議案、第24号議案、第25号議案及び第31号議案の5件については、各委員長報告のとおり可決いたしました。
日程第2 平成3年第113号議案 平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件
26
◯議長(
内池宏行君) 日程第2 平成3年第113号議案 平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件を議題といたします。
本件については、平成3年第7回敦賀市議会
定例会において、決算認定特別委員会にその審査を付託してありますので、これより審査の結果について委員長の報告を求めます。
決算認定特別委員長
藤田 守君。
〔決算認定特別委員長
藤田 守君登壇〕
27
◯決算認定特別委員長(
藤田 守君) 平成3年第7回
定例会において、決算認定特別委員会に付託されました平成3年第113号議案 平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件の審査のため、去る2月13日と14日の2日間、委員多数出席(両日とも1名欠席)のもと、全員協議会室において委員会を開催いたしました。
ただいまから、審査の概要並びに結果について御報告いたします。
審査に当たりまして、まず収入役から決算の概要について説明がございました。次いで各部局長から、決算書並びに主要な施策の成果に関する説明書に基づき説明を受け、それに対して質疑を行いました。
なお、冒頭、収入役から、下水道特別会計決算書の歳入の雑入の項において、一部訂正の申し出がありました。当委員会としてはこれを認め、訂正後の決算書をもとに審査いたしました。
審査の結果、平成3年第113号議案 平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件については、多数をもって認定することに決しました。
なお、採決に際し、1名の委員から予算について反対しているところであり、本決算を認定することはできないとの意見が述べられました。
以上が決算認定特別委員会の審査の概要並びに結果でございます。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
28
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
29
◯議長(
内池宏行君) 以上で質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
平成3年第113号議案について、委員長報告に反対の討論を求めます。
奥山裕二君。
〔11番
奥山裕二君登壇〕
30 ◯11番(
奥山裕二君) 日本共産党の
奥山裕二でございます。
私は日本共産党敦賀市会議員団を代表して、平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件について、委員長の報告に反対の討論を行います。
平成2年3月定例議会で、我が党は平成2年度一般会計予算について、原発依存の施設建設に重点が置かれ、教育、福祉など、生活に直接関係するものを圧迫した予算であり、しかも寄附金については明確にされず、不明朗な予算であると指摘してまいりました。
そこで、平成2年度の決算を見てみますと、歳出の不用額は予算現額の0.31%、7983万486円であり、前年度に比べ23.19%、1502万9080円の大幅な増加となっており、民生費、教育費、衛生費など、市民生活に直結するものが特に多くなっております。また予算の流用においても、前年度の0.16%から0.33%に増加し、流用金額は5452万2869円の増となっております。これらはもっと計画と見通しを持った予算の計上、執行が必要ではないかというふうに考えます。
また、総務管理費委託金6万5000円の歳入と、市自衛隊協力会補助金2万円などの歳出は大した額ではありませんが、世界が軍縮の方向に進んでいる中で、日本の軍備費がアメリカの要求に従ってどんどん膨れ上がり、アメリカの核戦略に組み込まれた自衛隊が、アメリカの戦争政策の一翼を担う軍隊になっており、自治体までもこれに協力させるやり方に対し、断固反対するものであります。
また、広報安全対策費の日本原子力産業負担金24万円、福井原子力センター負担金125万円、企画費のエネルギープラザ参加負担金38万890円などの歳出は、原発先進国のアメリカやソ連、また日本においても昨年の関西電力美浜2号炉の細管被断事故と、相次いで大きな事故が起きており、まだまだ原子力発電所は技術的に未確立であり、防災体制も確立されていない今日、市民の命と暮らしを守るため、住民参加の防災訓練など、安全確保を最優先すべきであるにもかかわらず、経済優先の開発に自治体が協力するものであります。
さらに、私学振興費の350万5158円の歳出は、敦賀気比高校用地賃借料でありますが、県の方針によって県立高校建設と引きかえに、私立高校を敦賀に建設したものであり、当然、高校用地の賃借料は、県に負担をさせるべき性格のものであります。さらに寄附金の6億円の歳入は、原発企業や電力企業からの寄附金であり、原発依存の施設建設は、企業との癒着や、安全軽視につながる恐れのあるものであります。
私は、保育料の引き上げなどに見られるように、政府自民党の福祉切り捨て政策の追従をやめ、住民本位の行政を柱に、福祉、教育の充実を図り、市民の命と暮らしを守ると同時に、自治体の財政が電源3法交付金や、電力企業からの寄附金に依存せず、本来の健全財政にし、公平で民主的に行政を行わなければならないことを申し述べ、平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件について、委員長の報告に反対の討論といたします。皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
31
◯議長(
内池宏行君) 次に、委員長報告に賛成の討論を求めます。
岸本敦夫君。
〔17番
岸本敦夫君登壇〕
32 ◯17番(
岸本敦夫君) 自民クラブの
岸本敦夫でございます。
平成3年第113号議案 平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件につきまして、委員長報告に賛成の討論を行いたいと思います。
平成2年度の決算状況は、一般会計については歳入257億4882万2423円、歳出250億9201万3514円で、翌年度へ繰り越しすべき財源、1億8664万6000円を差し引き、実質収支4億7016万2909円の黒字であります。特別会計については、歳入総額87億9695万54円、歳出総額86億9881万2688円で、9813万7366円の余剰金が生じております。
一般会計につきましては、国の地方財政に対する援助措置の多くが地方交付税により措置されておりますが、当市は引き続き不交付団体のため、これを受けることができず、加えて固定資産税の減収など、厳しい財政環境の中にあって、平成2年度は第4次敦賀市総合計画の初年度として、生活環境施設の整備、教育文化施設の建設、福祉施策の充実など、市民生活の向上や、本市発展のための施策が積極的に実施され、前年度に比し、歳出で28.5%と高い伸びとなっております。
また、引き続き起債発行の抑制を図るとともに、今後の起債償還に備えるため、新しく起債基金を設置し、将来にわたっての健全財政運営にも、配慮がなされたところであります。
先ほどは、反対について種々述べられておりますが、電源立地促進対策交付金については、電源立地地域の開発促進のため、法律により交付されるものであり、市民生活に欠かすことのできない清掃センター、図書館の建設に充当されており、また寄附金についても、多くの市民が利用している多目的会館(プラザ萬象)の建設の財源として受け入れているものであり、当然収入すべきものであります。
また、消費税については、現行法制度によるものであり、地方公共団体にとってはいかんともしがたいものであります。
福祉については、住みよい福祉のまちづくり事業や家庭奉仕員の増員、さらには一時的保育事業など、新しいきめ細かな施策について配慮されております。
これら以外の事業については、それぞれ予算提案のときに、その都度十分審議されたものであり、さらに監査委員の審査意見書におきましても、予算及び事務の執行については、適正である旨の報告がなされており、平成2年度の敦賀市の財政は健全に運営されております。
以上、申し述べましたとおり、平成3年第113号議案 平成2年度敦賀市歳入歳出決算の認定の件については、委員長報告に賛成の討論といたします。皆様の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
33
◯議長(
内池宏行君) 以上で討論を打ち切り採決いたします。
平成3年第113号議案について、委員長報告のとおり、これを認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
34
◯議長(
内池宏行君) 起立多数。よって、平成3年第113号議案については、委員長報告のとおりこれを認定することに決しました。
日程第3 請願・陳情、特別委員会中間報告
35
◯議長(
内池宏行君) 日程第3 請願・陳情を議題といたします。
これより、既に委員会に付託しております請願・陳情について、その審査の結果につき委員長の報告を求めます。
この際、お諮りいたします。
請願・陳情の審査結果報告とあわせて、特別委員会の中間報告を求めることにいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし。」の声あり〕
36
◯議長(
内池宏行君) 御異議なしと認めます。よって、この際、特別委員会の中間報告を求めることに決しました。
まず初めに、文教民生常任委員長
馬渕憲二君。
〔文教民生常任委員長
馬渕憲二君登壇〕
37
◯文教民生常任委員長(
馬渕憲二君) 今
定例会において、文教民生常任委員会に付託されました陳情1件の審査結果について御報告いたします。
陳情第1号 看護婦確保法の制定を求める意見書の提出については、全会一致採択すべきものと決しました。
なお、本件に係る意見書の提出については、別途お手元に配付のとおり、議案として文教民生常任委員会所属の議員より提案いたしておりますので、御了承願います。
以上が本委員会に付託されました陳情1件の審査結果報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
38
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
39
◯議長(
内池宏行君) 次に、原子力発電所特別委員長
土手重夫君。
〔原子力発電所特別委員長
土手重夫君登壇〕
40
◯原子力発電所特別委員長(
土手重夫君) 原子力発電所特別委員会中間報告を申し上げます。
3月18日午前10時から、委員全員出席のもと、第1委員会室において委員会を開催いたしました。
席上、理事者から、別紙参考資料のとおり、
1.日本原電敦賀発電所1号機
2.日本原電敦賀発電所2号機
3.ATR(動力炉・核燃料開発事業団 新型転換炉ふげん発電所)
4.FBR(動力炉・核燃料開発事業団 高速増殖炉もんじゅ発電所)
5.福井県原子力環境安全管理協議会
以上、5点についてそれぞれ報告を受け、これを了承いたしました。
さらに、関西電力美浜発電所との安全協定締結交渉の経過報告を受けました。
なお、参考資料につきましては、別紙のとおりであります。朗読につきましては省略させていただきます。
以上が原子力発電所特別委員会の中間報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願いをいたします。
41
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
42
◯議長(
内池宏行君) 次に、環境保全対策特別委員長 小川英次郎君。
〔環境保全対策特別委員長 小川英次郎君登壇〕
43 ◯環境保全対策特別委員長(小川英次郎君) 環境保全対策特別委員会中間報告をいたします。
3月18日午前10時から、委員多数出席(1名欠席)のもと、第2委員会室において委員会を開催いたしました。
席上、理事者から、別紙参考資料のとおり、
1.民間産業廃棄物最終処分場に係る水質等調査結果の中間報告
2.ゴルフ場における使用農薬に係る水質調査結果
3.ゴルフ場に係る土壌残留農薬調査結果
4.敦賀火力発電所に係る概要
以上4点について報告を受けました。
なお、その際、樫曲地区の民間産業廃棄物最終処分場の現地調査を行いました。
また、去る3月4日午前10時から、委員全員出席のもと、第2委員会室において委員会を開催し、敦賀市民間廃棄物最終処分場対策協議会の経過について報告を受けました。
以上が環境保全対策特別委員会の中間報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
44
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
45
◯議長(
内池宏行君) 次に、経済活性化特別委員長 川端道夫君。
〔経済活性化特別委員長 川端道夫君登壇〕
46 ◯経済活性化特別委員長(川端道夫君) 経済活性化特別委員会中間報告をいたします。
3月18日午後1時から、委員全員出席のもと、第3委員会室において委員会を開催いたしました。
席上、理事者から樫曲工業団地構想関連については、通産省の開発可能性調査の結果報告は、次回6月議会に報告できる予定である。それを踏まえて工業団地を造成するつもりであること。
ポートルネッサンス21計画の関連については、敦賀港港湾計画の改定が、来る3月26日開催予定の敦賀港地方港湾審議会及び6月開催予定の中央港湾審議会で決定すれば報告ができる旨それぞれ報告を受け、これを了承いたしました。
以上が経済活性化特別委員会の中間報告であります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
47
◯議長(
内池宏行君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
48
◯議長(
内池宏行君) 以上で、委員長の報告及び質疑を終結いたします。
これより採決いたします。
請願・陳情の委員長報告及び特別委員会の中間報告について、いずれも各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし。」の声あり〕
49
◯議長(
内池宏行君) 御異議なしと認めます。よって、請願・陳情の委員長報告及び特別委員会の中間報告については、いずれも各委員長報告のとおり決しました。
日程第4 B議案第1号 「看護婦確保法の制定に関する意見書」提出の件
50
◯議長(
内池宏行君) 日程第4 B議案第1号 「看護婦確保法の制定に関する意見書」提出の件を議題といたします。
提案者の説明を求めます。
馬渕憲二君。
〔10番
馬渕憲二君登壇〕
51 ◯10番(
馬渕憲二君) B議案第1号 「看護婦確保法の制定に関する意見書」提出の件につきまして、御説明申し上げます。
看護婦確保法の制定に関する意見書を政府関係機関に対して提出するものであります。
提出者は私、文教民生常任委員長の馬渕、賛成者は文教民生常任委員の皆さんでございます。
意見書の案文につきましては、お手元に配付してございますので、朗読は省略させていただきます。
議員各位の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
52
◯議長(
内池宏行君) ただいまの説明に御質疑ありませんか。
〔「なし。」の声あり〕
53
◯議長(
内池宏行君) 以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
B議案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし。」の声あり〕
54
◯議長(
内池宏行君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
B議案第1号について、提案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
55
◯議長(
内池宏行君) 起立全員。よって、B議案第1号については、提案のとおり可決いたしました。
閉会のあいさつ
56
◯議長(
内池宏行君) 以上で今期
定例会に提案された議案の審議、決定並びに請願・陳情の取り扱いについては、すべて終了いたしました。
今期
定例会に提案された多数の重要案件につき、開会以来、本日までの長きにわたり、終始熱意を持って御審議いただきましたことについて、厚くお礼を申し上げます。
また、理事者の方々におかれましても、予算編成の着手に始まり、今日までの御尽力に対し、深く敬意を表します。
この際、市長から
発言を求められておりますので、承ることにいたします。
〔市長 高木孝一君登壇〕
57 ◯市長(高木孝一君) 閉会に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
第1回
定例会は、去る9日に開催されまして、以来本日まで15日間の長きにわたり、議員各位には終始熱心に、かつ慎重に御審議をいただき、御提案申し上げました平成4年度当初予算案を初め、各条例案、補正予算案等、全議案につき原案どおり議決を賜り、さらに平成2年度歳入歳出決算につきましても、認定をいただき厚くお礼を申し上げます。
議決をいただきました予算を初め、各議案の執行に当たりましては、議員各位から賜りました御意見を十分尊重いたしまして、21世紀に向け、だれもが住んでみたくなる快適で活力ある生き生き十万都市敦賀の実現を目指し、きめ細かな予算執行と市民の福祉の増進に邁進してまいる所存であります。今後とも議員各位の特段の御支援、御協力を切にお願いを申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。
ありがとうございました。
58
◯議長(
内池宏行君) これをもって平成4年第1回敦賀市議会
定例会を閉会いたします。
午前11時07分閉会
上記会議のてんまつに相違ないことを証明するため、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 内 池 宏 行
副議長 橋 本 昭 三
署名議員 辻 秀 雄
同 上 野 修 一
同 河 内 猛
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